「津軽びいどろ」をつくる北洋硝子は、青森県で長い歴史をもつ手仕事のガラス工房です。始まりは1949年、漁業用の浮玉(うきだま)製造からスタートし、その後、浮玉製造で培った技法を用いて、1977年に「津軽びいどろ」が誕生しました。職人たちは技術開発にも力を注ぎ、美しい色ガラスの調合や、高い技術を要する技法もほぼ独学で習得するなど、常に新しい技へのたゆまない努力を続けています。