「生涯を添い遂げるマグ 萬古焼 醉月陶苑」が11月20日販売開始 醉月陶苑との取り組みで製品化
2025.11.20
生涯を添い遂げるマグ 萬古焼 醉月陶苑
Wired Beansから新たに発売する「生涯を添い遂げるマグ 萬古焼 醉月陶苑」。萬古焼(ばんこやき)は、三重県四日市市を中心に生産される伝統的な陶器で、江戸中期に桑名の豪商・沼波弄山(ぬなみろうざん)が開いた窯に始まります。「萬古不易(ばんこふえき)」の印に由来し、“永遠に変わらぬもの”を意味する焼きものとして、現在も多くの愛好家に親しまれています。急須や土鍋の産地として知られ、1979年には「四日市萬古焼」が国の伝統的工芸品に指定されました。
本製品を手掛けた醉月陶苑は、明治33年創業の老舗窯元。初代・醉月(鋼三郎)が木型を用いた急須づくりを始めたことに端を発し、現在は三代・醉月 洋(すいげつ ひろし)氏を中心に、家族がそれぞれ作家として活動しています。醉月氏は、2025年に四日市市指定無形文化財に認定された陶芸家であり、日展・日本伝統工芸展の両方で入選を果たす稀有な作家です。伝統の技法「型萬古」や「盛絵」を受け継ぎつつ、独自のサンドブラストによる装飾技法など、新しい表現にも挑戦しています。
本製品は、萬古焼の伝統と現代のデザインが融合した一品。素材の表情をそのまま生かした〈無地〉と、内側に白釉を掛けた〈中白〉の2種を展開し、それぞれ異なる趣を楽しめます。紫泥の落ち着いた土の風合いと手仕事の温もりが調和し、使うほどに味わいを深める一品です。
商品名:生涯を添い遂げるマグ 萬古焼 醉月陶苑
価格:15,400円(税込)
カラー:無地・中白
サイズ:口径約91mm 高さ約74mm(取手含まず)
容量:約240ml
職人:醉月陶苑(三重県四日市市)
デザイン:株式会社GKインダストリアルデザイン
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